人事評価を運用する具体的な流れ

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人事評価を運用する具体的な流れ

人事評価制度を導入したいけど、どのように運用すればいいのかわからないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は「人事評価を運用する具体的な流れ」についてまとめました。

人事評価の流れ

人事評価の具体的な流れは、以下のように5つのステップから、構成されます。

目標設定

上司が会社方針と部署目標を明示し、部下は上司と相談して目標を設定します

STEP
1

業務遂行

部下は目標に向けた業務にあたり、上司は部下の行動を把握し管理します

STEP
2

自己評価

評価期間が終了したら部下は自己評価を実施し、結果を上司に報告します

STEP
3

上司評価

上司は、評価期間中の成果・行動に基づき部下を評価します

STEP
4

期末面談

上司は部下へ評価内容を伝え、フィードバックを実施します

STEP
5

各ステップのポイント

各ステップのポイントを解説します。

目標設定

目標設定は、社員が業務を遂行する上で行動の指針となります。上司と部下でしっかりと話し合いましょう。目標設定する上で重要なポイントは、会社方針・部署目標との整合性と部下の役割や等級にあった目標にすることです。また、目標の内容は具体的であればあるほど、部下は目標に取り組みやすくなり、上司も評価しやすくなります。売り上げや粗利、時間や工程数など、できる限り数字に落とし込むと分かりやすいです。

業務遂行

評価期間は、半年や1年など長期の場合がほとんどです。しかし、「評価対象期間=業務遂行期間」ですから、期末の印象のみで評価することがないように上司は期首時点から部下の行動を把握し、記録する必要があります。進捗状況を見守るだけでなく、必要に応じて報告を求めたり、定期的なミーティングを行い、部下を管理しましょう。また、中間面談をすることで、実際の進捗具合や難易度をに合わせて、目標の調整や行動の修正を行うことをおすすめします。

自己評価

評価期間が終わったら、部下は自己評価を行います。評価期間中の業務を振り返り、設定した目標の達成度合いやプロセスを自己評価します。自己評価する際のポイントは、客観的することです。評価に関係するエピソードや、数字を用いた具体的な内容を書くことで、上司に伝わりやすくなります。改善点があれば、明確にしましょう。また、イレギュラー対応で日常業務に影響が出た事例について報告したりすることも重要です。

上司評価

上司評価のポイントは、公平で透明性のある評価をすることです。あらかじめ人事評価基準を明確にすることで、人事評価エラーを防ぎます。評価の着眼点を明確にすることで、部下に分かりやすい評価をしましょう。

期末面談

評価面談では、単に評価結果を伝えるのみではなく、評価の根拠を明示し、今後の課題をしっかり共有することが重要です。部下の評価の内容に納得感が高まり、来期へのモチベーションにつながります。評価の伝え方で、部下のモチベーションが変わるので、普段から積極的にコミュニケーションをとって信頼関係を築いたり、部下に合わせた伝え方など工夫をするといいでしょう。

まとめ

このページでは「人事評価を運用する具体的な流れ」について解説しました。

  • 人事評価の流れ
  • 各ステップのポイント

人事評価は、制度を導入するだけでは、十分に効果を発揮することができません。正しく運用することで、人事評価は会社の成長に役立てることができます。導入の際は運用手順に沿って、効果的に活用しましょう。人事評価制度を導入してみたが上手く運用できずお悩みの方は、ぜひ一度専門家にご相談ください。


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