ビジネスケアラーとは?【団塊ジュニアの介護離職を防ぐ仕事と介護の両立支援】
【定義】ビジネスケアラーとは、企業で働きながら日常的に家族の介護を担っている労働者のことです。
団塊世代が後期高齢者となる中、企業の中核を担う40代〜50代(団塊ジュニア世代)が突如として介護に直面し、両立の限界から退職してしまう「介護離職」が急増しています。「育児」の次に企業が直面するこの巨大なリスクに対し、先手を打って両立支援策を講じることが、中小企業の経営において急務となっています。
なぜビジネスケアラーへの支援が必要なのか?
介護は育児と異なり、「いつ始まり、いつ終わるか予測できない」「突然やってくる」という特徴があります。経験豊富でマネジメントを担うエース層が介護を理由に離職することは、企業にとって取り返しのつかない損失です。また、介護をしていることを周囲に隠したまま働き、心身を壊してしまう(プレゼンティズムの低下)ケースも多発しています。
介護離職を防ぐための具体的な支援策
1. 柔軟な働き方の提供
介護と仕事の両立に最も直結するのは「時間の融通」です。フルリモートワークやテレワークの導入、コアタイムのないスーパーフレックスタイム制、時間単位の有給休暇などを整備し、「細切れの時間でも成果を出せる環境」を作ります。
2. 介護休業・休暇制度の周知徹底
法定の介護休業や介護休暇制度があっても、「自分が使える対象なのか分からない」「言い出しにくい」社員が大多数です。介護に直面する前の40歳を迎えたタイミング等で、両立支援セミナーを実施し、社内の相談窓口を周知します。
3. 「お互い様」の企業文化の醸成
制度を利用しやすいように、まずは経営層が「介護離職はさせない」と強くメッセージを発信します。また、誰かが休んでも業務が回るよう、属人化を排除しチームでカバーし合える体制づくりが重要です。
\エース社員を介護離職から守り、長く活躍できる組織へ/
介護と仕事の両立支援は、就業規則の整備だけでなく、属人化の解消やマネジメント層の意識改革が不可欠です。ヒューマンリソースコンサルタントでは、柔軟な働き方を実現する人事制度の設計や、介護離職を防ぐための各種規程の見直しをトータルでサポートします。

