賃金制度

賃金制度とは、社員の給与や賞与などの報酬を決定する制度であり、等級制度・評価制度と並び人事制度を構成する3つの制度のうちの1つです。

給与体系は、大きく基準内賃金(所定内賃金)と基準外賃金(所定外賃金)に分けることができます。給与体系の決め方に関する法的なルールはなく、企業が独自で給与体系を決めることが可能であり、名称も企業によってことなります。

基準内賃金とは、主に基本給などの所定労働時間内の労働に対する報酬で、最低賃金の対象となります。また、深夜・早朝の労働や残業などの割増賃金を計算する際に、計算のもととなる部分です。

基本給は、大きく分けると「属人給」と「仕事給」の2種類があります。
属人給とは、日本で主流となっていた給与体系で、「人」に焦点を当てて賃金を決定します。具体的には、勤続年数・年齢・学歴などをもとに支給される「年功給」や、職務遂行能力などをもとに支給される「職能給」が挙げられます。
仕事給とは、主に欧米で主流となっている賃金体系であり、「仕事」に焦点を当てて賃金を決定します。具体的には、職務の業務範囲や責任度合いなどをもとに支給される「職務給」が挙げられます。
また、これら2種類を組み合わせて賃金を決定する総合給というものもあります。

基準外賃金とは、所定労働時間の労働とは関係なく支給される賃金です。時間外賃金、通勤手当、家族手当、住宅手当などが挙げられます。なお、深夜・早朝労働や残業、休日出勤に対して支払われる時間外手当については、労働基準法第37条で支給が義務付けられています。

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