T型人材を目指す

コンサル業務日報

本日は、午前、午後にオンライン打合せ、夕方からオンラインセミナー、その後は評価項目の打合せと事務所三昧の一日でした。

午後の打合せは賃金設計についてでしたが、経営者と賃金の話しをする際には「財務」の知識があることが大切だと感じました。
私は中小企業診断士の資格を取得する時に財務管理で学んだり、一時期、税理士試験で簿記論や財務諸表論を学んでいたため(法律が苦手で受験は断念しましたが)、会社の数字には強い方だと思います。
そのため、人件費に関する原資設定や収益との連動をどう考えるのかといったことを考え、アドバイスすることができています。
他にも、製造業のクライアントと話しをするのであれば、生産管理やQCDに関する基礎的な知識は必要です。
各業種について、基礎的な知識を身につける点では中小企業診断士の資格を取得したことは有益だったと思います。

診断士の勉強をすると、経営の観点から、多様な知識をひろく、浅く、身につけることができるからです。
知識自体は浅いため、資格取得後は専門分野を定めて深掘りをしていく必要はあります。
そうすれば、「T型人材」となります。
T型人材とは、ゼネラリストとスペシャリストのハイブリッドといったかんじでしょうか。

ゼネラリストとしての総合力、スペシャリストとしての専門性やスキル
どちらか一つだけでは企業経営を判断する、舵取りには物足りない時代となってきたため、T型人材が求められるようになってきました。

人事制度を設計していても、従来以上に、今はジョブローテーションを積極的に取り入れようとする中小企業が増えてきていると感じます。
単独の部署での経験だけでなく、複数部門、勤務地での経験を重視する。そうした流れも、T型人材の必要性を感じさせる傾向ではないでしょうか。

これからの人材育成にはT型人材の視点を取り入れることをおススメめします。


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投稿者プロフィール

猪基史
猪基史
アパレル会社勤務後、2000年、中小企業診断士資格取得と同時にコンサルタント会社に転職。営業(販促)支援、個別対応型管理者育成、業績管理制度構築・運用といった現場実戦型コンサルティングを中心に中小企業の支援を行う。その活動の中、経営者の方針=想いを実現させるためには従業員がやりがいを持って働ける環境を整備することが不可欠であると痛感し、会社と社員が共存共栄の関係を築ける「人事制度改革」に特化した中小企業支援を自らの専門領域として確立する。