理想の社員像を描こう!

コンサル業務日報

本日は、7月から人事制度構築に取り組み始めたクライアント様との打合せでした。
こちらは社員数10名の小さな会社ですが、業績は好調で、業容拡大に向けた策として、他のクライアント様からの紹介でお付き合いがスタートしました。

今までは会長の一声ですべてが決まっていたのですが、各部門の役割やそこで働く社員の仕事について、経営者だけでなく、従業員と一緒になって考え、人事制度へ落とし込みたいとのリクエストがありました。
そこで、コンサルティングの進め方も、全従業員が参加して、理想の会社像や、そこで働く社員像を描くことから始めました。

参加者全員がしかりと意見を出せるようにKJ法を採用し、理想の会社像、理想の社員像について模造紙にまとめていき、そこから、等級を設定し、各等級に求める役割や職務職責を検討していきました。
経営者からは、こんなに従業員が意見を持っているとはビックリしました。いろいろな考えを聞くことができて凄くいい機会になっている。といったご意見を頂いています。

従業員の中には「想い」が必ずあります。
その想いを引き出す機会や場を設ければ、必ず意見やアイデアがでてきます。

人事コンサルティングは「制度作り」の過程を通じて、従業員の会社や仕事に対する考えを聞き、会社と同じ方向へ向かうための体制づくりが最も大切なポイントだと考えます。
どちらの経営者様も最初は「意見がでるのか」不安を口にされますが、従業員を信じて、一緒に制度作りに参画させてみてはいかがでしょうか。


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経営環境が不透明かつ変化スピードが加速化している状況下において、企業経営の成果を左右する要因(資源)は人です。 現場の最前線で働く社員が意欲的に仕事へ取組むことのできる多様な人事施策を整備し、運用する。これからの企業経営において大変重要な成功要因です。

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投稿者プロフィール

猪基史
猪基史
アパレル会社勤務後、2000年、中小企業診断士資格取得と同時にコンサルタント会社に転職。営業(販促)支援、個別対応型管理者育成、業績管理制度構築・運用といった現場実戦型コンサルティングを中心に中小企業の支援を行う。その活動の中、経営者の方針=想いを実現させるためには従業員がやりがいを持って働ける環境を整備することが不可欠であると痛感し、会社と社員が共存共栄の関係を築ける「人事制度改革」に特化した中小企業支援を自らの専門領域として確立する。