バーンアウト(燃え尽き症候群)とは?

バーンアウト(燃え尽き症候群)とは?【板挟みになる中間管理職のメンタルヘルス不調対策】

【定義】バーンアウト(燃え尽き症候群)とは、それまで高い意欲を持って精力的に仕事に取り組んでいた人が、長期間にわたる過度なストレスの蓄積により、ある日突然、文字通り「燃え尽きた」かのように意欲を失い、極度の疲労感や無気力状態に陥る心理的症状のことです。

近年、プレイングマネージャーとして自身の業績を追いながら、部下のケアや経営層からのプレッシャーに挟まれる「中間管理職」のバーンアウトが急増しており、組織の崩壊を防ぐための喫緊の課題となっています。


なぜ優秀なマネージャーほど燃え尽きてしまうのか?

「責任感が強く、仕事熱心な人」ほどバーンアウトに陥りやすい傾向があります。働き方改革による残業規制のしわ寄せや、リモートワーク下での難しい部下育成など、管理職への負担は増大し続けています。「自分が何とかしなければ」と一人で抱え込み、努力に見合った報酬や承認(ソーシャルサポート)が得られない状態が続くと、心身の限界を超えてしまいます。


人事部が主導する組織的なメンタル支援策

個人のストレス耐性に依存するのではなく、組織構造を見直す必要があります。

1. 業務の可視化と権限委譲(エンパワーメント)

マネージャーが抱える業務量を客観的に棚卸しします。「本当に管理職がやるべき業務か」を精査し、チームメンバーへの思い切った権限委譲や、システム導入による業務プロセスの簡素化を進め、負荷を物理的に軽減します。

2. ピアサポート(横の繋がり)の場の提供

孤立しがちな管理職同士が集まり、利害関係を気にせず悩みを共有できる場(マネージャー会議や社内コミュニティ)を定期的に設けます。共通の悩みを打ち明けられる環境は、強力なストレス緩衝材となります。

3. 上司(経営層)との質の高い1on1

経営層から管理職への「業務の進捗確認」だけでなく、管理職自身のキャリアや体調を気遣う「支援型」の1on1ミーティングを実施します。また、必要に応じてEAP(外部カウンセリング窓口)へ速やかに誘導する体制を整備します。

\組織の屋台骨である管理職を、孤立と疲労から守る/

管理職のバーンアウトは個人の問題ではなく、組織の構造的な課題です。ヒューマンリソースコンサルタントでは、管理職の負担を軽減するための評価制度・業務フローの見直しから、マネジメント層向けのメンタルヘルス研修まで、健全な組織づくりを包括的に支援します。

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