サイコロジカル・セーフティ・ネット

サイコロジカル・セーフティ・ネットとは?【心理的安全性を支える組織の「救助網」】

【定義】サイコロジカル・セーフティ・ネットとは、提唱されている「心理的安全性」を一歩進めた概念で、単に発言しやすい環境を作るだけでなく、社員が失敗した際やメンタル不調に陥った際に、組織として具体的な救済・支援・再挑戦の機会が制度的に保証されている状態を指します。心理的安全性が「舞台」であるならば、セーフティ・ネットは落下した際の「救助網」の役割を果たします。

ウェルビーイング への関心が高まる中、精神論に留まらない「具体的な仕組み」としての組織開発が求められています。本記事ではその重要性と構築のポイントを解説します。


なぜ今、セーフティ・ネットが必要なのか?

心理的安全性 があっても、「一度の失敗で評価が下がる」「体調を崩したら戻る場所がない」という不安があれば、社員は本質的な挑戦を避けるようになります。人的資本経営 の視点からも、社員の心身の健康と再挑戦を支えるインフラ整備は、長期的な生産性向上に不可欠です。

セーフティ・ネットを構成する要素

  • 失敗の制度的許容: 挑戦した結果の失敗を、人事評価制度 において減点対象とせず、学習プロセスとして評価する仕組み。
  • 高度な復職支援(リワーク): メンタルヘルス 不調による休職者が、試し出勤制度 などを通じて段階的に現場復帰できる具体的なプログラム。
  • 心理的専門家へのアクセス: EAP(従業員支援プログラム)などを通じ、社外の専門家に匿名で相談できる体制の構築。

構築のためのアクション:制度と文化の両輪

まずは、就業規則 や 評価制度 の中に「挑戦と失敗」に関する規定を盛り込むことから始めましょう。また、マネージャーが自身の失敗談を共有する「インクルーシブ・リーダーシップ」を教育することも、ネットの強度を高めることに繋がります。

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心理的安全性を高める診断から、休職・復職支援ルールの整備まで、貴社の組織実態に合わせたセーフティ・ネットの構築を専門家がサポートします。

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