人事コンサルタントと経営コンサルタントの違いは?

人事コンサルタントと経営コンサルタントの違いは?

映画やドラマなどの影響から一般的にイメージされるコンサルタントと言えば、経営者に会社経営に関するアドバイスをする経営コンサルタントだと思いますが、世の中にはいろいろなコンサルタントがいて人事コンサルタントはその中の一つです。そこで今回は人事コンサルタントと経営コンサルタントの違いについてまとめました。

そもそもコンサルタントとは

コンサルタントというと、企業の経営相談に乗るプロフェッショナル(専門家)というイメージを持っている方が多いと思いますが、経営相談に限らず企業におけるいろいろな分野・業務において、課題や問題を解決するためのアドバイスをしたりサポートを行う人のことをコンサルタントと言います。
もともとの語源は英語のconsult(動詞:コンサルト)で「何かについての情報やアドバイスを与えること、助言をする」という意味です。

consult / consulting / consultation / consultant

コンサルティング、コンサルタントという言葉はカタカナ語やビジネス用語として一般的に使われていますが、もともとの語源になっている英語での意味を調べてみました。

consult動詞相談する、助言を求める、意見を聞く、指導を求める
consulting形容詞専門的なアドバイスを与える
consultation名詞相談、話し合い、協議、参照
consultant名詞コンサルタント、相談役、顧問

コンサルティングとは

ビジネスパーソンであればコンサルティングという言葉を一度は使ったことがあると思いますが、そもそもコンサルティングとは何を意味しているのか、ウィキペディアにはこう書いてあります。

コンサルティングとは、企業(まれに行政など公共機関)などの役員(特に経営者が多い)に対して解決策を示し、その発展を助ける業務のこと。または、その業務を行うこと。対応する日本語はない。社会的に、コンサルティング会社は、特定の事業に特化した事業会社とは区別され、コンサルティングファームと呼ばれる。

ウィキペディア「コンサルティング」から引用

要するにコンサルティングとは、企業の経営者や役員に対して、企業の発展につながるアドバイスを行ったりそのための業務支援やサポートを行うことです。

経営コンサルタントとは

経営コンサルタントとは、企業の経営状況を分析して問題点を発見して改善のアドバイスをする専門家で、経営戦略策定・業務改善・新規事業立案・M&A戦略など、経営に関するさまざまな課題解決を行います。

経営コンサルタントとは、企業などの経営についてコンサルティングを行うことを業とする者の名前である。

ウィキペディア「経営コンサルタント」から引用

経営コンサルタントにもいろいろなタイプがあって、コンサルティングファームに勤務してコンサルティングと行う人、会計士や税理士などの資格を持っていて士業としての業務を発展させてコンサルティングを行う人、自分自身の業界経験を活かして特定の業界に専門特化したコンサルティングを行う人など千差万別です。

人事コンサルタントとは

人事コンサルタントとは、企業の人事や組織に関する課題や問題を分析し解決する専門家で、人事制度の設計策定・構築・導入運用サポート、人材育成、従業員教育・研修、コーチング、採用戦略の立案、組織診断、組織構造改革などを行います。
組織人事コンサルタントとも言います。

人事コンサルタントの種類

人事コンサルタントは人事に関するありとあらゆることが担当領域になりますので、その業務も多岐に渡りますが、ざっくり分類してみますと大きく3つに分けることができます。

①人事・組織

人事制度設計構築(導入運用サポート)、組織診断、組織改革、人事部の業務改善、人事戦略の策定などを行います。

②人材育成・研修

人材育成、社員教育・研修、コーチングなどのプログラムの立案や実行、個別の人材育成を行います。

③採用

採用戦略や採用契約の立案、採用業務の支援を行います。実際に募集から選考、採用、入社までの採用業務を代行することもあります。

経営コンサルタントと人事コンサルタントの違い

経営コンサルタントの業務領域は経営戦略、組織・人事、財務・会計、物流、営業・マーケティングなど多岐に渡りますが、経営コンサルタントの業務領域のうち組織と人事の領域に特化した専門家が人事コンサルタントです。

人事コンサルタントに必要な資格

人事コンサルタントとして仕事をするには、人事に関する幅広い業務知識や実績が必要になりますが、仕事をする上で特別必要な資格はありませんので、取得していたら尚良しという意味では「中小企業診断士」「社会保険労務士」「キャリアコンサルタント」の資格があると良いかもしれません。

中小企業診断士

経営コンサルティングに関する唯一の国家資格で、中小企業の経営全般に関して分析や改善アドバイスを行います。
人事コンサルティングにおいては①人事・組織と②人材育成・研修に関する業務に役立ちます。

社会保険労務士

企業の人事や労務、労働・社会保険に関して申請書類を作成・提出したり、就業規則や給与規定などの作成や相談・指導を行う国家資格です。
上記人事コンサルティングにおいては①人事・組織と②人材育成・研修に関する業務に役立ちます。

キャリアコンサルタント

求職者の職業選択に関する進路相談や能力開発・スキルアップなどのキャリアコンサルティングを行う国家資格です。
上記人事コンサルティングの種類では③採用に関する業務に役立つ知識やスキルを習得することができます。

まとめ

このページでは、経営コンサルタントと人事コンサルタントの違いについてお伝えしてきました。

  • そもそもコンサルタントとは
  • 経営コンサルタントとは
  • 人事コンサルタントとは
  • 経営コンサルタントと人事コンサルタントの違い
  • 人事コンサルタントに必要な資格

組織や人事に関する問題や課題の解決、人事制度(人事評価制度)の設計策定や見直しを検討されているのであれば、経営コンサルタントではなく、組織と人事に専門特化した人事コンサルタントに相談されたら良いと思います。

人事制度構築・見直しに関することならお気軽にご相談ください。

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