OJTとOff-JT。どちらも企業内で行われるトレーニング・教育手法の一つであり、主に新入社員の育成の場で用いられています。
OJTとは、On-the-job Trainingの略であり、実際の職務現場において上司や先輩といった指導係がたとえば新入社員に対して知識や技術を身に付けさせる教育施策のことです。
基本的には指導する側とされる側のマンツーマンで行われ、実際の業務を通じて学ぶことができるため
・より実践的な研修を個々人の習得状況に合わせ、リアルタイムで行える
・業務以外に研修の時間を設けなくてすむ
といったメリットがあります。
しかし1対1の指導には
・OJTの質が指導者の教育スキルに委ねられてしまう
といったデメリットもあります。
それに対してOff-JTとは、Off-The-Job Trainingの略であり、日常の業務から離れ、わざわざ場を設けて行う集合研修や講習会といった教育訓練のことを指します。
・講師一人に対して多人数を指導することができる
・マニュアル化、知識体系化が可能な教育内容に向いている
といったメリットの一方で、
・業務を離れて行うため、時間的コストが必要
等のデメリットも挙げられます。
新人教育というのはどの職場でも必要不可欠であり、避けては通れない課題です。
OJTとOff-JTともにメリット・デメリットがありますが、二つを上手く使い分け、活用することが経営者側に求められています。
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