等級制度-2

前回の「等級制度1」では、等級制度の設定における原則と意義を取り上げました。

「等級制度2」では、その基本的な構造について述べます。

等級制度においては、大きくわけて「能力」「職務」「役割」の3つの軸が存在しており、下の図のように分類されます。

等級制度3

役割等級制度は、今まで長らく採用されてきた職能資格制度や、導入されたものの日本企業には馴染まなかった職務等級制度に代わって、新しく人事評価制度のスタンダードとなり得ようとしています。

その仕組みはまだ統一されておらず、明確な基準やフォーマットが存在しない為、初期導入に際して実際に運用する企業の事業内容や組織風土、経営理念等を考慮したすり合わせが必須であり、しかしだからこそ企業の内情に沿った実現可能な評価制度を組み立てることが可能なのです。

役割等級制度の運用にはノウハウや高い技術が求められるため、人事コンサルタントに依頼して制度の導入を検討する必要があります。

いずれにしても、人事制度を見直す際に共通して言えることは、企業の理念を実現するために、社員に何を求めるのか――その根本を問い直すところから始まる、ということです。

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