等級制度‐1

等級制度とは、人事評価制度を構成する要素の一つであり、企業の根幹部分である経営理念や経営計画を個人レベルの役割に落とし込み、その求められる職務の基準を「等級と定義」として枠組みを設定し、その基準に社員を位置づけることで目標の設定や評価を行うという人事管理の基盤とも言えるものです。

ここで大切なのは、「社員という個人」を基準に仕事の良し悪しの評価方法を設定し、それに準じて他の社員の評価を行っていく(相対評価)のではなく、あくまで最初に等級の定義を設定し、そこに個人個人を位置づける(絶対評価)ということです。

等級制度

等級制度を定めることで、社員は会社の求めている人材像を等しく明確に知ることができ、自分自身が業務を行う上での目標を定めやすくなります。その結果として具体的な行動目標の設定、達成といった、モチベーション向上に結びつくなどの利点も上げられます。

また、会社にとっては仕事レベルに応じて適切な賃金が支払いやすくなる、社員に求める仕事のレベルを明示できるといった利点があります。

等級制度

評価を受ける立場である社員にとって、賃金制度に深く関わっている等級制度や評価制度が「平等」かつ「明確」である、ということは非常に重要です。

つまり、評価や処遇が評価者に左右されるのではなく、基盤となる制度に基づいてなされるということが非常に重要であり、その部分を打ち出すことによって社員に受け入れられやすい制度であると言えるでしょう。

(等級制度2に続く)

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